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2002年06月23日の日記

おさんぽ
家族に誘われ、思い立って休日の午後散歩に出かけることにした。
散歩といっても、今日のテーマは「電車に乗る」だ。
私の中で散歩とは、健康のためではなく、ぼーっと物思いに耽るという意味。
だから、車で出かける散歩もある。

梅雨に入り、木々の緑はますます鮮やかに萌えている。
それが見たくなった。

私の住む東京都下からは、比較的近くに豊かな緑を求めることが出来る。
JRの普通列車で山梨県の大月まで行くことにした。
行き先は別にどこでも良い、車窓から自然が見られればいいのだ。
普通列車はのんびりしていて案外旅情がある。

典型的な梅雨空のなか、暗くなるのは早い。
車窓からは、どんよりとした空の下ではそぐわないほどの濃い緑が流れる。
本来狭い空間のはずの渓谷がやけに大きく見える。
点在する民家の中の息づかいを想像する。
こんな時間が好きだ。
自然の風景はたくましい。示唆に富んでいる。

そんな風景を見ていて、音楽にとってとても重大で良いヒントが見えたような気がしたが、
さて、それはなんだったのか。
そして、とても得をしたような気分になるのだが、はて、何を得したのか。。。
確実に言えることは、フルートが吹きたくなったこと。
そして、明日の練習が楽しみになったこと。
休日はこんな事のためにもあるのだな。

大月駅前には期待通りにほうとう屋さんがあり、もちろん食す。
この地方都市の、駅前の密集した店舗や家屋から受ける印象とは裏腹に静かだ。
静止した力はあるのだな、などと思う。

帰りは特急で。
都会へ向かうに相応しい車両は、機能的で綺麗だが情感を得ることは出来なかった。

2002年06月23日(日)   No.14 (鉄道)

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